パットがだめなんやろか? 次は一打目の距離も覚えておこう

パターを手に、白いボールから少し離れたカップまでの芝を見渡すがま口ネコ。

「下手やね、ゴルフ」。先日のスコアを見返して、まず出てきたのがこの感想でした。自分のスコアに自分でこう言うのも何ですが、もうちょっと何かあるやろ、とも思います。少し眺めているうちに、もう一つ浮かびました。「パットがだめなんやろか?」

僕はもともと、グリーンの近くから打つアプローチの距離感が気になっています。あとどれくらい打てばいいか。目で見た距離と、自分がどれくらいクラブを振るかが、なかなか結びつかない。なのに、スコアを前にすると、今度はパターが気になります。さて、次に練習するなら、どっちやろう。

たとえば、あるホールでパットを三回打ったとします。スコアカードの欄には「3」。この数字を翌日に見た僕なら、きっと「一回多かったな」と思います。ところが、この3には、最初のボールがどこにあったかは書いてありません。

仮に、最初はカップから十歩も離れていて、一打で残り一歩まで寄せたとします。そこで外してしまったら、家に帰っても、あの短いのを入れたかったなあと思うはずです。でも、十歩を一歩にした最初のパットは、僕としてはけっこううれしい一打です。

逆に、最初から残り三歩のところに乗せられたのに、一打目がカップを大きく通り過ぎたとしたらどうでしょう。同じ3でも、僕がもう一度打ってみたいのは、最初のパットのほうです。それに、このホールでは、三歩のところに乗せたアプローチは喜んでいい。頭の中で二通り並べてみたら、一つの数字からずいぶん違う景色が見えてきました。

これは今回のラウンドを再現した話ではありません。むしろ、どちらだったのかをちゃんと答えられるようにしたい、という話です。パット数を数えるところまではできても、その数字だけを頼りに練習するクラブを決めるのは、僕には少し早そうです。

次に回るときは、気になったホールを一つだけ選んで、スコアの横に「十歩くらい→残り一歩」のように書いてみます。歩いて正確に測るつもりはありません。次の人のプレーの邪魔にならないように、グリーンを出てから、自分が覚えている範囲で十分です。

全部のホールでやろうとすると、僕の場合、記録することのほうが忙しくなりそうです。一つなら、その日の帰りに「あの一打、もう一回打てるならどうする?」と、自分に聞けます。練習場でも、その距離にボールを置くところから始められます。

次のスコアを見ても、たぶんまた「下手やね」と言います。それはそれで、僕の正直な感想です。ただ、その横に一つくらい、「あの長いパット、よう寄せたな」と書ける一打も見つけたいです。

コメントをどうぞ