積んだ本の前で、僕が確かめたいこと。

積んだ本と開いた本のそばで、自分の考えをノートに書くオレンジ色のがま口ネコ

僕は、積み本が多いです。読みたいと思って手に取った本が、まだ読めないまま残っています。学びたい気持ちはある。でも、本が増えた分だけ、自分の中に何かが残っているかというと、そこは別の話だと思います。

最近、インプットだけでなく、アウトプットをもっと大切にしたいと考えています。新しい知識を入れることも必要ですが、それを自分がどう受け止めたのか。一度、自分の言葉にする時間を持ちたいです。

ただ、アウトプットというと、誰かに発表する、きれいな文章にまとめる、役に立つ情報を発信する。そんな立派なものを想像してしまいます。それだと、本を開く前から、もう一つ宿題が増えるような気もします。

まずは、人に見せないメモでもいいのではないかと思います。本を少し読んだあとに閉じて、「何が気になったのか」を一つ書く。うまくまとめることより、自分の頭に何が残ったかを確かめるためのメモです。

そこで、これから試したいことがあります。「本に書いてあったこと」と「それを読んで僕が考えたこと」を、分けて書いてみることです。似ているようで、この二つは違います。

たとえば、ある考え方に触れて「事務所でも使えそうだ」と思ったとします。前半の考え方は本から学んだことですが、事務所に合うかどうかは、まだ僕の予想です。そこを一緒にしてしまうと、読んだだけで答えを得た気になりそうです。

これは具体的な本の内容や、実際に試した結果の話ではありません。これから読書をするときに、僕が気をつけたいことです。納得したことと、確かめたこと。その間にある距離を、雑に埋めないようにしたいと思います。

自分の言葉で書こうとして、言葉が出てこないこともあるはずです。そのときは、無理にそれらしい感想で埋めず、「ここがまだ分からない」と残しておく。分からない場所が見えれば、次に本を開く理由もはっきりします。

税理士として仕事をする僕にとっても、分かっている範囲を自分で確かめる姿勢は、大切にしたいものです。人に説明するためだけでなく、自分がどこを曖昧にしているかに気づくために、書く時間を使いたいです。

もちろん、読むたびに仕事へ結びつける必要はないとも思います。「面白かった」「今の自分には、まだよく分からなかった」。それも、その時点での率直な受け止め方です。すぐに成果を出そうとして、読む楽しさまでなくしたくはありません。

積んである本を全部読もうとすると、なかなか大きな目標になります。まずは一冊を開き、気になったところを少し読む。そして、本の内容と僕の考えを、それぞれ一文ずつ書いてみる。まだ答えの出ない疑問があれば、それも一つ添える。

読んだ冊数を増やすことも嬉しいですが、今の僕は、一冊との付き合い方を少し変えてみたいです。本棚を見て焦るだけで終わらず、今日開く一冊から、自分が分かっていることと、まだ分からないことを見つけていこうと思います。

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